米こうじと玄米粥で甘酒を作りました
米こうじと玄米粥で甘酒を作りました

昨日、第1回目のゆるゆるカフェ・ミーティングを行いました。会員様との面談を踏まえて、どのようなホームページを立ち上げていくか、具体的な話し合いをしていきました。揃えていきたい画像やテキストなどのお話しをしながら、ひとまず立ち上げていきたいサンプルページ制作の話しへと話題を移行していきました。

1.ページのデザイン・レイアウトでコンテンツのご提案をします

「サンプルページ」は、通常の制作における「モック(アップ)(*1)」や「ワイヤーフレーム(*2)」とも似て非なる位置づけと考えております。サンプルページでは、実際のコンテンツを使って、お話しを受け止めた限りでの完成形を作ります。

(*1)モック(アップ)とは、設計・デザイン段階で試作される実物大の模型のことです。
(*2)ワイヤーフレームとは、webページのレイアウトを定める設計図のことです。

会員様にご用意頂いたコンテンツ(素材)の範囲内で、得られたい成果・効果をつなげていくための、ページ及びサイトのデザインを行います。ビジュアルな制作をしつつも、情報の流れを整理して制作していきます。ですから、必ずしもご用意頂いたコンテンツが十分でないことも出てきます。「コンテンツ」は同じでも、その伝え方はさまざまで、成果につなげるための「見せ方」またはコミュニケーションのプロセスで、伝えていきたいことのご用意をご提案するビジュアルなレイアウト・デザインの制作となります。場合によっては、画像を外して、テキストのみでページ作りの方がすっきりと分かりやすく整理される場合も想定されます。

2.会員様による作り直しを前提としたページを作成します

ウェブ制作会社・制作者様によっては、上記サンプルページを、ワイヤーまたはモックの範囲内と受け止めて頂けることもあるかと思いますが、作ったあとのその働きが少しずつ違ってきます。

制作したサンプルページは、いったん制作担当の手から離れて、ご依頼頂いた会員様の方で続きを制作頂くことになります。そのサンプルを見ながら、まったく初めから同じように真似てみるとか、ページをコピーして、コンテンツのみ差し替えてみるなどご活用はさまざまと想定しています。

場合によっては、サンプルページに少し編集をかけて、そのまま公開にもっていくスピーディーな展開も考えられます。その状況を前提に、いつでも公開できる状態のWordPress環境をご用意します。実際の制作事例としては、本・ゆるゆるカフェのサイトをご覧頂きながら、ミーティングでの説明を続けました。

3.「モバイル・ファースト」の制作手法を徹底します

ゆるゆるカフェでは、スマホでどう見られるかを先に検証します。その後、PCでの見え方を制作していく「モバイル・ファースト」の制作手法を徹底します。ノーコードを唱う(ブラウザのみで制作の完結する)完成度の高いようにみえるウェブ制作サービスにも、その実際は、パソコン画面ファーストであったりすることも少なくありません。ノーコードでも、モバイル・ファーストでいきます。

少し分かりづらいお話になっている方もいらっしゃるかも知れません。「コンテンツ」と呼んでいる「画像やテキスト」は一つなのですが、それを使い回して、さまざまな見せ方をしていきます。見る人によって、ウェブを見る人のメディア(スマホ・PC)によって、見え方がまったく違って見えていく作り方をしていく、それが今日の標準的なホームページ制作の手法となります。スマホでご覧を頂いている方も、パソコンでは、(同じページが)どのように表示されているか、ぜひご確認頂いてみてください。

4.検索ロボットへの見せ方を配慮します(SEO)

「見え方」の違いに付随して、SEOのお話しにも話題を展開していきました。私たちはウェブサイトを立ち上げて、より多くの人に見てもらうために、ソーシャルでご案内投稿を出したり、検索サイトから流れてきて頂けるように、さまざまな工夫をします。ある一つのキーワード、もしくは2つ以上のキーワードをもつ複合検索で、上位に表示してもらうことがかなり有利なサイト運用を期待できます。「ゆるゆるカフェ」でも、このキーワードで、上位5つほどは当カフェ関係のページで占められています。その名を知らない方も流れてきて頂くようにすることが今後の課題です。

検索キーワードで上位に表示されるための設定を、ページ作りの中で行います。ミーティングでは、ページの実際の管理画面を見ながら、タイトルやページコンテンツだけではない、SEO向上のためのいくつかの仕掛けをお話しさせて頂きました。SEO関係のプラグインとして、(WordPress の) SEO SIMPLE PACKを活用させて頂いています。ウェブサイトを見に来るのは「人」だけではなく、「検索ロボット」も来ますと。きちんとおもてなしをしていきたいですね。

5.初めはトップページ一枚でホームページを作ります

初めに作らせて頂く「サンプルページ」は「トップ」と「セカンド」そして「お問い合わせ」ページの3つです。実際にはブログなどもすぐに始められるよう設定をしていきますが、まず初めに、トップページ一枚で公開できるところまで、制作をトライアルします。

今回、ゆるゆるカフェの最初の公開も、トップページ1ページのみで行いました。たとえ制作が完成していなくても、実際にサイトをご覧頂くことで、さまざまなインスピレーションを受け取ることができます。

「見られる」ことで「見せる」感覚が自然に培われていくとも考えています。中途で公開するメリットは、「制作リズム」として、制作のモチベーションに弾みをつけるという考え方、感じ方があります。比較的スピーディな展開に、気持ちの高揚感を十分に感じ取られる展開になっていくのではないでしょうか。

6.1ページのみでサイト全体を見渡します

訪問者の行動を促すウェブの作り方として、ランディングページ(LP)と呼ばれたりすることもあります。もう少し広い意味で、サイト訪問者が訪れる最初のページをランディングページと呼称されることもあります。

「ホームページ制作」においても、初めは上記ランディングページと同様、1ページのみで表示することをお勧めしています。トップページがサイト全体を見渡せるという役割を担っているという観点からも自然な着想になるかと思います。説明が長くなるから別のページにコンテンツを移動させるという、アメーバの細胞分裂にも似た情報の流れを、まずは初めの段階でホームページを立ち上げをご体感頂くと、円滑なサイト運用につながっていくのではと考えています。

ホームページを立ち上げたけれど、きちんと運用ができていないというお話しは、・・・・決して人ごとではありませんでした。その反省に基づき、今回このゆるゆるカフェサイトにも向き合っています。

7.円滑なサイト運用の種は、制作途中から芽生えます

円滑なサイト運用を継続するためのその種は、サイトの制作のステップで芽生えます。大切に育ててほしいです。サンプルページを通して、時にはそれを手直ししながら、時にはそれを初めから作り直す勢いで、ご自身のお仕事・ご活動に役立て頂くサイト運用の初めの一歩をサポートさせて頂く、それがゆるゆるカフェの新サービスです。

最初の制作はトップページが大切であり、それ一枚だけで良いという話しをしました。実際の制作では、やがては分岐していくであろうセカンドページも、サンプルページの1つとして、予めご提示していきます。サイトを訪問頂いた皆さまの行動を促すページなどを「ゴール・ページ」と呼びますが、「お問い合わせフォーム」もその1つに挙げられます。そのゴールページも、すぐに使っていけるよう、メールとの連動など動作の確認を行って使えるように設定いたします。

8.ブログ運用が情報デザインをダイナミックに展開する鍵となります

トップページを作り、やがてはセカンドとなるページに分岐を重ねながら、サイトで提供するサービス全体のコンテンツを整理していきます。それをダイナミックに展開していく上での鍵となるのが、本投稿の初めに述べたブログ記事となります。

ブログを書くときは、比較的サイト全体の構想、構造を意識することなく、その時その場で思いついたこと、考えていることを書いていける、まさに今書いているこの文面がそうです。その文章の「躍動感」なり「高揚感」こそが、運用の命と考えます。

チャーミングな文章は、読み手に伝わります。それは決して文章のうまい下手ではありません。書き手が夢中になっているかどうか、面白くて時間を忘れているとかなど、書き手の心境、心持ち次第で、自ずとその文章にオリジナルなリズムが出てくるように思います。

ビジネスを目的としたブログは、日々の活動や業務のレポート、ご案内などがメインになったりします。日々の投稿を時系列に並べながら、カテゴリーやタグ、アーカイブなどでフレキシブルなアクセスを可能にしていくデータソースが、ブログのもつ機能の役割となります。結果的にはそれが後述するように、SEOに強いサイト作りにつながります。

ブログの基本的な機能を続けますが、タグやカテゴリーのアーカイブもパーマリンク(1ページを作るということ)を生成しています。同一タグのついた投稿ページのアーカイブ・ページを自動生成します。例えば、そのページのURL(パーマリンク)をサイト内固定ページでリンクを貼っていく試みなども、情報デザインをダイナミックに展開させる1つの手法となります。

固定ページはシンプルにひと目で伝える。もっと詳しく読みたい人には、そのタグを辿って、ブログ記事のアーカイブに遷移していく。といった流れを自由にサイト内で展開していけるのも、ブログをサイト内で運用するメリットとなります。

9.投稿ページ(ブログ)と固定ページで情報を行き交いさせます

日々の投稿・更新を主にブログで重ねる中で、トップやセカンド、いわゆる「固定ページ」と呼ばれるページのコンテンツを豊かにしていくことも、サイト運用の課題となります。固定ページでサービス体系を整理しつつ、日々のブログ記事で(投稿ページ)、ダイナミックなコンテンツ展開を図る。どちらか一方ではなくて、クルマの両輪のように、更新を図っていくことこそ、情報をデザインしていく試金石として機能します。ゆるゆるカフェでは、この情報のゆき交いを丁寧に見ていく時間を取ります。

10.ブログはSEO対策を行っていく上で、大切な運営手法となります

情報デザインをダイナミックに図っていく上で大切な、サイト内のブログ運用は、(言うまでもないことかも知れませんが)SEO対策を行っていく上で、大切な運営手法となります。

ウェブサイトの中でブログ運用するのは、キーワード、キーコンテンツが繰り返し使われるブログがサイト内で日々更新されることで、徐々に検索ランキングは上位に上がっていきます。固定ページをいくつも重ねていくことでももちろん、同様の効果は得られると考えます。ブログをサイト内で運用することは、「情報デザイン」の観点からも外せない取り組みとなります。

以上、昨日のミーティングを振り返り、ブログ記事にしました。日々のコンテンツ更新を重ねる中で、週1回のミーティングで少しずつ実践的な内容にしていきたいと考えます。

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この記事を書いた人

渡邉 義一
ゆるゆるカフェを主宰しています。ウェブ(ホームページ)の制作と運用の勉強会です。ウェブ・セルフ作成サポートを新しく立ち上げました。公開したウェブをどう見せていくか、毎週のミーティングで、継続的にお話しを進めていきます。